ちょっと旬は過ぎた感じはするが、第57回
カンヌ国際映画祭のコンペティション部門で最高賞パルムドールを受賞した作品ということで見てみた。映画といっても
ドキュメンタリーである。監督の
マイケル・ムーアは単なる変わり者の目立ちたがり屋かと思えば、昔からいろいろと労働者等の弱い立場の人を助けるための政治運動をしたりと有名な人らしい。最初は単純にブッシュ批判の風刺的なものかと思ってみていたが、なかなか訴えるものがあった。日本にいると
ブッシュ大統領の発言は立派なかたいものしか聞けないが、映画内では人間的な発言が多々見受けられる。(字幕なのでちゃんと訳されているかは謎だが)
基本的にはイラク戦争、ブッシュ政権の批判する内容になっているのですべてが信じられるようなものでもない。
ただ、イラク戦争で貧しい町の若者が学費等の生活費を稼ぐために仕方なく軍隊に入り戦地(イラク)に赴き、死んでいく現実、残された家族の悲劇、ブッシュ大統領をはじめ、金持ちで政治を動かしている人はまったく内地でぬくぬくと生きている現実は訴えるものがあった。
実際、ビジネスにおいても管理職はただ指示を出すだけで、実際に苦しんでいるのは現場の平社員といった場合が多い。
これが、資本主義なのかもしれないのかもしれないが、ちょっと考えさせられる一面もあった。
posted by kuny at 00:00| 東京 ☀|
Comment(0)
|
TrackBack(0)
|
映画
|

|